こんにちは!元観光バスガイドの西ちゃん(プロフィールはコチラ)です。
富士見台高原ハイキング(中津川観光協会主催 )
2021年7月18日(日)中津川観光協会主催の富士見台高原ハイキングに参加しました。
中腹まで車で行ける富士見台高原は登山初心者でも気軽に登れます。♪
白川郷弾丸ツアーに行ったばかりだったのと、一人ぼっちで参加して楽しいのかな?と迷いつつも天気が良いのと中津川市民でありながら富士見台高原には行ったことが無かったので参加を決めたのです。富士見台高原は、360度景色が広がる良い場所で行って良かったです。
参加は、当日決めたので朝ごはん兼昼ごはんはセブンで調達したよ。
カフェラテとカリカリ梅おむすびとサーモンの寿司が朝食。お赤飯と塩むすびが昼食用です。
本日は、富士見台高原のハイキングについてまとめています。
冷凍のお茶も買っていきましたよ。
①クアリゾート湯舟沢経由、受付場所のけやき平へ・・
中津川観光協会が配布したチラシには「7:00から12:00の間に直接「けやき平」までお越しください」と書いてありました。
けやき平ってどこなの??
住所を記して欲しい~~QRコードで読み込めれば最高なのに~~
中津川市周辺の人には知られた場所なのでしょうが、中津川市まで1時間もかかる私は行ったことも聞いたことも無くカーナビにも出てこないので受付場所の「けやき平」が謎でした。
チラシの略図にはクアリゾート湯舟沢が載っていたので第六感で突き進みましたよ。狭い道を通り抜け不安でいっぱいになる私。(←たびたび道に迷うからw)
車一台走るのがやっとの狭い道路が不安を煽ります。途中散歩中の地元民とすれ違い「この道けやき平に行きますか?」「このまま行けば行けるよ」と教えてもらったおかげで受付場所に行くことができたのです。
樹木が生い茂っているため晴れやかな朝なのに木の影と太陽の眩しさで目が眩むようなグネグネした狭い道。体感的には、ものすごく長く感じました。
ライトを付けたまま走行するように看板が出ていましたよ。
寂しい山道でしたが同じ方向に向かう車が2~3台走っていたので(たぶん合ってる)と自分に言い聞かせて国道から20分ぐらいは走ったような気がします。受付場所に到着するとけやき平 駐車場は、車でいっぱいでした。
②けやき平で受付を済ます
けやき平では住所氏名を記入して色のついた手首にはめるテープをもらいます。
受付では名前と住所を書くのは、全員下山したかどうか確かめるために必要だから。
参加費の1000円と引き換えに1000円分のお買い物券が入った袋を受け取り好きな飲み物をもらったら各自でスタートします。
1000円分のお買い物券+飲み物がもらるるお得なイベント。参加費は1000円ですが1000円分のお買い物券がもらえるので実質タダで参加できるようなもの。(←先着200名まで)
③好きな飲物を選ぶ
8時半到着で、おそらく100番目。9時半到着組で200番目ぐらいだと思います。早起きは三文の徳です!飲み物はアクエリアスやヨーグリナ、お茶が、それぞれ半解凍で用意されていました。
コンビニで買った冷凍お茶がガチガチに凍っていたので、良い解け具合の飲み物には感動しました。
中津川観光協会スバラシイ~絶妙な解け具合♡
④けやき平から徒歩かバスで行くか決める
けやき平から先は徒歩かバスか、それぞれ自由です。
登りと下りのバスは、途中で手を上げれば停まってくれるとのことでほとんどの人がバスを待たずに歩き始めました。私も色々なグループに紛れて一人スタートしました。
富士見台高原ハイキングコースの距離と時間の目安
- ガッツリハイキングコース距離10キロ3時間半
- しっかりハイキングコース距離7.3キロ2時間
- まあまあハイキングコース距離5.1キロ1時間半
- お気軽ハイキングコース距離2.5キロ50分
当日だけ運行するバス時間
当日はイベント開催日で臨時バスが走ってましたが普段はバスの運行ルートではありません。
登りのバスは、8:00、9:40、11:20、13:15、14:55(最終) 下りのバスは、8:45、10:25、12:30、14:10、15:50(最終)
細かいバス時間は当日配布された紙に書いてあるため(時間が分かっていたらバス時間に合わせて受付をしたのに)と言っている人がいましたが私もそう思いました。
風穴と強清水
中津川観光協会の人にバスの終点まで大きな見どころは無いと聞かされていたもののせっかちな性格が災いして私も歩いて登ることにしました。
けやき平から強清水まで距離にして2.7キロ、坂をのぼり続けること1時間程。本当に中津川観光協会の人がいうように見どころは何も無かったです。「風穴」の看板があったので立ち寄ってみましたよ
風穴というのは天然冷蔵庫、天然クーラーみたいなもので風穴(ふうけつ)マニアでもなんでもないので、感動もなくわざわざ立ち寄る程の場所でも無く・・「ええ?これ?風穴・・」
風穴に立ち寄ったので写真を撮ってみたものの・・映えない・・それどこから萎え・・w
さらに歩くと強清水に到着します。強清水も・・予想を裏切らない地味なポイントでした。
誰かの自転車と一緒にパチリ。ハイキングっぽい写真が撮れた!
このあたりで海抜1100メートル
ここまで登った苦労と引き換えに私が求めているものは何だろう??疲労感と反比例するような目印となるポイントの地味さです。
強清水の水は飲めないので手を入れてヒンヤリ気分を味わいます。
私は自分に言い聞かせていました。
バスだとゆっくり写真が撮れないから自分の足で上がってきて良かったよ
天気が良いぶん体力も消耗します。バスに乗らずに得られた景色と引き換えにバスに乗っていけば良かったと思い始めていました。
強清水から神坂大桧駐車場まで2.2キロ、のぼり坂45分程。
神坂大桧から神坂峠までの距離は2.5キロ、のぼり坂を25分。
神坂峠から萬岳荘までの距離は2.6キロ、のぼり坂を25分。
目安の時間より早く歩いてきたものの休憩場所の萬岳荘までは、まだ遠い・・
一緒に上がって来た人たちも暑いからバスに乗る!と言っていたので私もバスが来ること待ち望みながら歩いていました。
途中でくだりのバスとすれ違いました。
下りのバスは受付場所まで行きUターンして登りのバスになるため、まだまだ歩き続け無ければいけませんでした。
こんな狭い道、よくバス走るよな~~
途中でバスに乗せてもらう
暑い中、ひたすら上に向かって歩き疲れた頃、のぼりのバスがやってきました。手を振ってバスを停めるとか・・ノンビリした田舎らしい。しかし疲れ切った私にとって地獄で仏とはこのこと・・笑。
バスの中は途中で乗車した人々で溢れかえっていました。最近の路線バスは赤字続きで空気を運んでることが多いのに・・大勢のお客さんが乗るバスなんて久しぶりにみたので嬉しくなりました。反面感染リスクは高いんですけどね?
バスの中、密~~
密には密でしたが、暑い中を歩いてきためバスに乗せてもらいテンションは爆上がりしました。
バス遠足の気分やわ 楽しい~~♡
ぐねぐねした山道をバスに揺られながら上がっていきます。歩くより景色をゆっくり眺めることはできませんが体は楽ちんです。終点に到着するのにバスでも結構時間がかかったので、全部歩いたら無駄に体力消耗しそうです。(←怠け者)
しばし快適なバスの旅・・終点に到着したら今度は山頂にむかって歩かなければいけません。でもバスに乗ったおかげで体力を温存できた気がしました。
バス終点で下車、山小屋 萬岳荘まで歩く
終点でバスを降り休憩場所の萬岳荘まで歩きます。みんなが一斉にゾロゾロと同じ方向へとすすむので道迷いの心配もありません。
私は、途中親しくなった女性二人とバスの車内で隣に座ったご夫婦二人と意気投合し、おしゃべりしながらあがっていきました。
一人で参加したけれど、見知らぬ人と交流が深められるとは思わず感動しました。
私は普段着だったけど、みんな山歩き用の格好だったよ。
山小屋 萬岳荘(ばんがくそう)で休憩
山小屋 萬岳荘には1階と2階にトイレがありました。
1階のトイレは大行列&大渋滞。バスで会った女性が2階のトイレは空いてるよ!と教えにきてくださったので2階にむかうと2階は空き空き。
萬岳荘(ばんがくそう)の有料トイレ
萬岳荘のトイレは和式で有料(100円)私は山歩きの格好ではなく普段着(ワイドパンツ)で行ったので、トイレのときちょっと困りました。笑。
トイレを出たろこで、バスで会った女性が「うわあ♡いたいた」と待って下さっていました。
一緒に中津川観光協会が用意したコーヒーとマシュマロを焼いて休憩をともにしました。
写真を撮っていたら「マシュマロ持とうか?」とか親切すぎます。笑。
マシュマロ好きじゃないけど焼くと美味しい~~
高原特有の爽やかな風が吹きます♪
萬岳荘(ばんがくそう)から富士見台高原山頂に向かう
萬岳荘休憩を済ませたらいよいよ富士見台高原の山頂を目指すため富士見台高原の看板に従ってすすみます。
道は歩きやすく整備されています。
日焼けスプレーをして帽子を被っていったけど首の後が日焼けしたので山用の帽子を用意しておけば良かったよ。
7月中旬に行くと ささゆりの花が咲いている
7月中旬、ささゆりが見頃を迎えていました。
こんなにたくさんのササユリが一斉に咲いてるのを見たのは初めて。
ササユリの花言葉は「上品」「希少」だそうですよ。私にピッタリ?!
山で出会った人と親しくなるのも山歩きの醍醐味
整備されている道は比較的歩きやすいです。
木の階段もステキ。一面クマザサに覆われた高原地帯を歩いていきます。
下界とは違った風景が広がります。
中津川市に住んでいながら初めて見る富士見台高原。なんとものどか。
ササユリの花が優しく出迎えてくれる高原。無断の乱獲によってササユリの数は年々減少しているそうですよ。
そろそろ頂上と思ったら・・まだまだでした。
途中で一旦小休止。何も無い贅沢な時間。高原の景色を楽しみながら上がる道は、山歩きビギナーや子ども連れにもおすすめ。
海抜1690メートルのところに無人の山小屋 神坂小屋(みさかごや)があります。
頂上に近づくと石がゴロゴロしています。
ウォーキングシューズよりかかとがしっかりしたトレッキングシューズのほうが足への負担が少ないです。
(2021年は普通の格好で登ったけれど2022年は山歩きの格好で登りました)
私が行った日は、天気が良くてなだらかな高原地帯で登山というよりハイキング気分でしたが、何度か登ったことがある人と一緒だったので良かったようなものの、天気が悪くなるとモヤがかかるので自然は侮れません。
岩に腰掛けて休む人や写真を撮る人も・・次に行くときは自撮り棒用意しなければ。
※Ulanzi MT-08 スマホ三脚 + スマホクリップが便利でした。
知らないどうしでも「こんにちは」とすれ違うとき挨拶をするのがマナーみたいよ。
おしゃべりしながら歩く道でも熊は普通に出没しますからね。
見渡す限り雄大な自然・・テンションがあがります。眼下には中津川の町並み。
普段通っている道路を上のほうから見下ろすと、全然違った風景に思えて不思議。
中津川にこんな良い場所があったなんて!!感動的。
360度眺望を楽しめる富士見台高原
富士見台高原の山頂は360度眺望が楽しめます。山の名前が分からない人のために360度看板欲しい~~
どっちの方向を向いてるか分からなないまま写真撮影。山の名前は不明。
富士見台高原頂上に、山を描いた看板が設置されていました。(2022年7月)写真撮ってる自分が写り込んでいます。恥。
雪がかかっていれば海抜が高い山かどうか見分けがつくんですけどね。
山の名前が分からないだけが残念な点でした。
中津川観光協会主催の富士見台高原ハイキングツアーに参加しなかったら、この景色を知らないままだったと思うと参加して良かったです。
恵那山、阿木の山々、北アルプス(穂高連峰)、南アルプス、中央アルプス360度眺望が楽しめるんですよ。
出身地の飛騨高山からのぞむ御嶽山や乗鞍岳とはまた違った表情に見える御嶽山や乗鞍岳。
感慨深いです。
山頂では数分間いただけでバスの時間があったので、すぐ降りてきましたよ。
尾根伝いに歩くと恵那山へと向かう登山道を眺めながら富士見台高原に別れを告げます。
私は途中バスに乗ってきましたが、最初の受付場所に居た60~70代の老夫婦は、一度もバスに乗らずに萬岳荘まで徒歩で上がられ、そこから富士見台高原の頂上に上がってこられ次は恵那山に向かっていったんですよ!
すごい健脚!。
頂上で写真撮るの忘れてた~~(下山してから気付いた)
7月に行った富士見台高原。山頂に海抜書いた看板あったのに、後で撮ろうと思ってたら撮り忘れたっていう。#岐阜#中津川市 #中津川#富士見台高原 pic.twitter.com/8fvgR0h24d
— 西ちゃん (@saikou24chan) August 15, 2021
動画に映っていた画像↑1739メートルだったらしい。
朽ちた木の看板も良いかんじ。
下山のほうが足に負担がかかる
ウォーキングシューズで行ったせいか下り(下山)のほうが足に負担がかかりました。
足のかかとが薄いシューズだったので余計です。
ハイキングとはいえ山歩きなのでトレッキングシューズのほうが歩きやすいはず!
ほとんどの人が山登りの格好で参加していました。
普段ウォーキングをしている帽子と靴と普段着で参加したのですが住んでいるところが山の中とはいえ、山道と山の道路は違いました。
体にも足にも負担がかかるし日焼けもするので、山の格好のほうが良いことが分かりました。
どんどん下界に降りていきます。サヨウナラ富士見台高原。
迷っていたけど参加して良かったです!
山の中でも、バスの待ち時間も、バスに揺られてからも、ずっと一緒におしゃべりを楽しんでいた人ともまもなくお別れです。
結婚する相手とは一緒に山を歩けば人柄が分かるというもの
バス待ちの列を押しのける団体が居てギョッとしました
私はギョッとしたのですが一緒にいた人たちは、何も言わないの~~出来た人たちだわ~~こういうのを見ても人間性がバレるというものよね?
受付場所のけやき平に戻る
萬岳荘から受付場所のけやき平は下りですが、ほとんどの人がバスで戻りました。行きと同様で帰りのバスも密です。バスに揺られること30分程で元の受付場所に到着。下りのバスでも時間がかかるので、半分以上歩いてきた私ってエライと思いましたよ。
けやき平に着いたら最初に受け取った手首に巻いた紙テープで生存確認(下山確認)を済ませなければならず、またまた密な状態に・・。
一緒に歩いた方々と来年もハイキングがあったら参加しましょう
富士見台高原ハイキングで準備すると良い物
真夏の富士見台高原ハイキングに参加して事前に準備すれば良かった物のリストです。
舗装道路はウォーキングシューズで十分でしたら萬岳荘から富士見台高原へは、ハイキングコースといっても山道なんですよね。
山頂近くは小石がゴロゴロしているので、かかとを守る意味でもトレッキングシューズで上がったほうが足は疲れにくいです。
- ウォーキングシューズで参加(トレッキングシューズのほうが疲れにくく上がりやすい)
- 普段着で参加・・(山歩き用のウェアのほうが快適かも?)
- リュック(トレッキング用リュックのほうがサイドポケットに飲み物を挿し込んでおけるので楽だったかも)
- 雨具・レインウェア(晴天だったので持っていかなかった)
- ストック(ハイキングと書いてあったので用意せず・・あると歩きやすい)
- 帽子(山歩き用がおすすめ)
- ペットボトルのお茶+飲み物(500ml×2本夏場だったので喉が渇いた)
- 食料(おにぎり2個)ぼっち参加のため山頂で食べるかんじもなくおにぎりだけで十分。
- 日焼け止め(家でスプレーしたけど汗で流れてしまうので持っていけば良かった)
- ティッシュ
- 免許証(遭難したとき用)
- スマホ
富士見台高原ハイキングに初めて参加しました。
一人で山登りに参加するメリット・デメリット
私が山に登るときは、登山に詳しい山岳ガイドのHくんと友人のAちゃんと3人でずっと笑って過ごしています。一人で登山するメリットはメンバーとの予定を合わせなくても良いことと新しい交流が出来ることです。
デメリットは、写真や動画を撮り合う仲間が居ないので写真が寂しい、バカ話ができない、3人のときはオヤツ食べまくり、食べ物交換しまくり、ジュース飲みまくりで常にお腹が満たされる、山に詳しいHくんが居ないので山の名前が分からなかった・・お昼ごはんの時間が寂しかった・・などです。
一人だと自由だけど、ちょっと寂しいところも。でも新しい出会いはすごく良かった!!
道も何も分からないのに富士見台高原のハイキングを楽しめたのは、良い出会いがあったからです。
イベントに参加して経験値を積む
一度は、富士見台高原には行ってみたいと思い一人で山に入る度胸はなくて誰かに誘われたら行けば良いか・・と思っていた場所に行くことができたのも中津川観光協会のハイキング企画のおかげ♪
イベントに参加しなければ、この景色を見ることも無かったと思うと行って良かったです。
経験値を積んだので中腹(萬岳荘手前)までは車で上がり一人でももう一度登ってみたいです。
富士見台高原は、富士山が見えるわけでは無くもともと山伏台という山で明治時代 富士信仰の信者が富士山遥拝所を設けたことから富士見台と呼ばれるようになったようです。