紅岩を近くで見たいと思いようやく探し当てた登山道。最初に目に入った天祐稲荷、天佑山大洞院の前にある巨岩(天洞岩)に目が釘付けになりましたよ!

天洞岩は満月の夜に願掛けをすると願いが叶うといわれているパワースポットです♪

ええええ??ペグマタイトって巨晶花崗岩(きょしょうかこうがん)、鬼御影(おにみかげ)って呼ばれてるゴツゴツした岩じゃないの?


本日は、ペグマタイトの巨岩「天洞岩」の謎を探ってみます。
目次
ペグマタイトの巨岩「天洞岩」
天佑稲荷、天佑山大洞院にある天洞岩はペグマタイトといわれています。

ペグマタイトは、マグマが冷え固まって出来た火成岩(岩石)で別名「鬼御影(おにみかげ)」と呼ばれます。鉱物博物館などで展示してある鬼御影はゴツゴツした荒々しい印象だったので驚いてしまいました。

ペグマタイト(鬼御影)ってゴツゴツとした荒々しい岩だと思ってた。
同じペグマタイトなのに見た目が違う
表面がなだらかで丸みを帯びた巨岩「天洞岩」がペグマタイトといわれてもピンと来ないのです。

天洞岩のあたりで海抜354メートルあります。
若山の山頂付近にある巨岩もペグマタイト
若山の山頂付近にある巨岩もペグマタイトなんですね。若山山頂で海抜455メートルあります。こちらの巨岩はおかしな形に割れています。

傘岩もペグマタイト
傘岩もペグマタイトだそうです。

傘岩(海抜295メートル)もペグマタイトなんですよ。

全然意味が分からなくなってきた~~

恵那峡大橋の下にある荒々しい軍艦岩(ペグマタイトの巨岩)
天佑稲荷、天佑山大洞院から車で1分の距離にある恵那峡大橋の眼下に荒々しい奇岩怪石が見られます。写真に写っている軍艦岩の海抜289メートル。軍艦岩もペグマタイトなんですね!

ペグマタイトは、浸食作用によって縦に割れる性質を持っています。軍艦岩はペグマタイトの特徴がよく現れた岩です。(木曽川の水面は海抜258メートル程)
同じペグマタイトなのに違う岩に見えるのは何故?
恵那峡展望台の海抜は303メートル。恵那峡展望台に見られる巨岩もペグマタイトです。

同じペグマタイトでも丸みを帯びています。


同じペグマタイトなのに、見た目の印象がまるで違う!
風化作用、浸食作用
岩が削られる要因は日光、雨水、気温の影響による風化作用。渦動水流による侵食作用。

浸食作用は縦に割れる性質があるんです。天洞岩と傘岩は、風化作用の影響を受けています。
中学校で習った理科の授業を思い出しました。浸食作用は縦に割れる性質があります。
昔は、このあたり海だったのか川だったのか山だったのかは不明ですが海抜の高低に関係なく・・割れた巨岩が多いのは、そのせいだったのですね。

同じペグマタイトなのに違って見えたのは、水の侵食作用による割れ方と地上の風化作用による違いなんですね。

天佑稲荷、大洞院、紅岩がある若山一帯は、晶洞ペグマタイト、ポケット状ペグマタイト、脈状ペグマタイトが多い地域です。
素人目には、同じペグマタイトといわれても全くピンと来ません。
でも天洞岩(ペグマタイト)の内部は空洞になっていてモリオン(黒水晶)が眠っているとしたら浪漫を感じます。

モリオン(黒水晶)は気を浄化させる作用があるので、天洞岩がパワースポットというのもうなづけます。
名称 | 天佑稲荷(てんゆういなり)天洞岩 |
所在地 | 〒509-8301 岐阜県中津川市蛭川奥渡 |
電話番号 | 0573-45-3047 |
天洞岩もペグマタイトなんですよ!!