秘境、不動滝!絶景の癒やしスポット付知峡【中津川市 付知】

付知峡不動滝
付知峡不動滝
こんにちは!元観光バスガイド 中津川在住のブロガー西ちゃん(プロフィールはコチラ)です。
糸のように流れる観音滝
糸のように流れる観音滝
西ちゃん

本日はエメラルドグリーンの絶景スポット中津川市付知にある付知峡をご案内いたします。

4月中旬に山開きしたばかりの付知峡不動滝、新緑がキレイな時期に行ってきましたよ♪

渓谷美を堪能できる付知峡

付知峡は、岐阜県にある15の県立自然公園の1つで「森林浴の森日本100選」「岐阜県の名水五十選」「飛騨美濃紅葉三十三選」にも選ばれている映えスポット。

雄大な渓谷美に癒やされますよ!

間違えやすい道

国道257号線から県道486号線に入ると付知峡不動滝に向かう山道は、ほぼ一本道ですが・・そのまま県道486号線を走り続けるとすっごい山に向かう道に入ってしまいます。

不動滝の看板を見落とさないようご注意くださいね。

付知不動滝に向かう道路
付知不動滝に向かう道路

真っ直ぐ行くと、別の山道に入ってしまいます。

色々な看板が出てきますが、ココを間違えなければ大丈夫!

散策前に注意したいこと

広々した駐車場に車を停めたらいよいよ散策開始です。

付知峡不動滝駐車場
付知峡不動滝駐車場
西ちゃん

入場料は、いりません。ホッ~

付知峡遊歩道入口
付知峡遊歩道入口

その前に注意事項を3つばかり。

  1. トイレは、駐車場にしかない
  2. 自販機も駐車場にあるだけ
  3. 歩きやすい靴に履き替える

滝までは10分程の道のりですが、観音滝、不動滝、千樽の滝をゆっくり見ると、小1時間かかります。

遊歩道の途中は、お手洗いがありませんトイレは駐車場の後方に(ふりかえると)あるのでコチラでお済ませくださいね。

付知不動滝のトイレ
付知不動滝のトイレ

お手洗いの横の分かりやすい地図もチラッと見ておくと良いですよ♪

バイク駐車場
バイク駐車場
西ちゃん

ぐるりと一周出来ますが主な見どころは不動滝と観音滝です。

付知峡不動公園の地図
付知峡不動公園の地図

夏は、流しそうめんが楽しめる「ひろつぎ」では、お食事もできるんですよ。

自販機は「ひろつぎ」の前にあるだけなので、必要ならコチラで調達しておくと良いかもしれません。

自販機
自販機

ラムネも冷やしてあります。

ラムネ、きゅうり、トマトの無人販売
ラムネ、きゅうり、トマトの無人販売

夏になるとキュウリやトマトも無人販売。のどかで良いですね~

付知不動滝の流しそうめん(ひろづき)
付知不動滝入り口、流しそうめんが楽しめる(ひろづき)

不動滝入り口から、しばらくは整備された遊歩道が続きますが自然の景観を生かした遊歩道は凸凹しており歩きにくい場所もあります

歩きやすい靴で向かうと良いですね。娘はヒールで歩きかけて「これじゃあ無理」と慌てて戻ってきました。笑

西ちゃん

私は、いつでも散策できるよう車内にスニーカーを入れています。

付知峡の見どころ

付知峡の見どころを順番に紹介していきます!

見どころ ① 「ようこそ不動滝へ」の看板

1つめの見どころは、「ようこそ不動滝へ」の木の看板です。

旅の思い出っぽい写真が撮れます。この看板から10分程降りていくと最初の滝が見えてきます。

不動滝入り口の看板
不動滝入り口の看板

緑が生い茂るなか、石の階段を降りていきます。緑には癒やしの効果があるんですって。

不動滝に向かう石の階段
不動滝に向かう石の階段

ヒノキの原生林、、白い花を咲かせるヒトツバタゴ(ナンジャモンジャの木)やナナカマド、栃の木なども自生しており木々には名前の看板がついているので分かりやすいです。

大きな葉の木は「栃の木」

栃の木
栃の木

木曽五木の1つヒノキ。

ひのきの原生林
ひのき

翌檜(あすなろ)=石川富山では「アテノキ」、青森では「ヒバ」と呼ばれる木も自生しています。

翌檜(あすなろ)
翌檜(あすなろ)

ところどころ休むのにちょうど良い屋根付きの休憩場があります。お弁当を広げるのにちょうど良い場所です。

ところどころに休憩場
ところどころに休憩場

見どころ ② 季節の花々

滝に向かう道沿いでは、季節の花々も楽しめます。

白いアヤメや菖蒲に似ている花は湿った森林で見られるシャガ(著莪)。

花の縁がレースみたいでカワイイ花ですよね。

シャガ
シャガ(5月中旬撮影)
西ちゃん

人が踏み入らない日陰に花を咲かすことから反抗を意味する著莪(シャガ)の名前がついています。

細長い葉が特徴、ピンク色の花はシャクナゲ(石楠花)。梅雨入りが早かった今年は例年より早く咲いたみたい。

石楠花
石楠花(5月中旬撮影)

大きな葉と花びら5枚の小さい花はガマズミ。別名カリンカ。夏から秋にかけて真っ赤な実がつくんですって。

ガマズミ(カリンカ)
ガマズミ(カリンカ)(5月中旬撮影)

そして地元ではナンジャモンジャの木と呼ばれているヒトツバタゴ。

なんじゃもんじゃの木(ヒトツバダゴ)
なんじゃもんじゃの木(ヒトツバダゴ)

昔、水戸黄門(徳川光圀)が「この木はなんじゃ」といわれたのに答えられず「なんじゃもんじゃ」と返答したとかしないとか・・・そこからヒトツバタゴをナンジャモンジャと呼ぶようになったといわれています。

四季折々で楽しめる
  • 4月・・山開き!コブシ(白)
  • 5月~6月・・ヤマブキ(黄)、ヤマツツジ(橙)、石楠花(薄いピンク)、ヒトツバタゴ(白)
  • 5月~10月・・ドウダンツツジ(白)
  • 6月~7月・・紫陽花、マユミ(濃いピンク)
  • 10月~12月・・ナナカマド(真っ赤に色づく紅葉)
  • 1月~3月・・ヤマツバキ(赤色の花)
  • 3月~4月・・水芭蕉(白)

見どころ ③ 下流で観音滝となる急流(早瀬)

下流で観音滝となる急流(早瀬)を横に見ながら、遊歩道をくだります。

西ちゃん

すでに滝みたい!

滝口にむかって段々降りていくので徐々に期待が高まります。

見どころ ④ 不動滝に向かう遊歩道

不動滝に向かう遊歩道。

千樽の滝と不動滝の分岐点
千樽の滝と不動滝の分岐点

巨岩好きなので巨岩の横を通り抜けると思うだけで萌えっ♡としますよ。

不動滝に向かう遊歩道
不動滝に向かう遊歩道

ハイライトとなる観音滝や不動滝は、もう少し先

見どころ ⑤ 美しい白糸のような観音滝

遊歩道を進むと「不動滝入り口 順路1」の看板があります。看板に従って歩いた先に観音滝と不動滝が見えてきます。

西ちゃん

滝の名前も忘れてしまうので看板の写真もパチリ。

巨岩と観音滝の看板
巨岩と観音滝の看板
西ちゃん

私は巨岩に目を奪われ「観音滝」の看板を見落としてしまった~

「観音滝」の看板あたりでカメラを構えると観音滝が写ります。

観音滝の看板
観音滝の看板

後日撮り直した写真がコチラ。

観音滝の看板!
観音滝の看板!

不動滝の看板に従っておりてくると最初に観音滝、その下に不動滝が見えてくるのです。

観音滝
観音滝

滝には、大きく分けて4つの種類があり、観音滝は人工滝(人工瀑)なんですって。自然の滝だと思ったら違うんですね。

滝の種類
  • 直瀑・・落口から滝壺まで一気に落下する滝
  • 分岐滝・・落口から幾重にも分岐する滝
  • 段瀑・・2段、3段の階層がある滝
  • 渓流滝・・滝口から傾斜した岩肌を滑るように流れる滝
  • 人工瀑・・自然の景色を模した人為の滝

さらに遊歩道をおりるとエメラルドグリーンの滝壺が見えます。

滝が落下した部分(滝壺)の美しいこと。人工瀑でもなんでもキレイなのは正義。

白く細長い糸のような流れが観音滝。写真中央からの流れこんでいるのは、千樽の滝の下流部分。

観音滝
観音滝

曇り空なのに滝壺は、バスクリンを入れたようなエメラルドグリーンなんですね。

西ちゃん

スマホで撮ってる人、9割。デジタル一眼で撮る人、1割というかんじ。

スマホで撮影しても加工無しで十分キレイに撮れるのでデジタル一眼を持って天気が良い日を狙えば、さらに良い写真が撮れると思います。

観音滝
観音滝

山の緑が流れ出したような神秘的な青い景色が広がっていました。

見どころ ⑥ 荒々しい不動滝

観音滝と千樽の滝の下流が2つ合流し大きな滝となっています。荒々しく削られた鋭い岩盤が印象的な不動滝が見えてきます。別名「男滝」と呼ばれており、こちらは直瀑

荒々しい不動滝
荒々しい不動滝

豪快な滝の音を聞いていると

観音滝の滝壺と不動滝の滝壺
観音滝の滝壺と不動滝の滝壺

後日同じ場所で撮影した1枚。雨が続いていたせいか白い水飛沫がスゴかったです。

雨上がりの翌日の観音滝滝壺と不動滝
雨上がりの翌日の観音滝滝壺と不動滝

さらに下に降りていけば滝壺の飛沫が楽しめそうですが遊歩道は、ココで行き止まり!残念。

名残惜しい気持ちで(スマホ落としたらアウトだよな)と思いつつ身を乗り出して記念写真を撮ります。

西ちゃん

足がすくむ~~

不動滝は、これ以上近づけません。真上から撮影すると、こんな写真が撮れます。

不動滝の滝壺
不動滝の滝壺

最初に行ったときは気づかなかった「不動滝」の看板。

不動滝の看板
不動滝の看板

不動明王がお祀りしている祠をあとに、元の道を引き返します。

巨岩の横を通り降りてきた道を、今度はのぼっていきます。木の根でつまづきそうな場所もたくさんあります。

付知峡の遊歩道
付知峡の遊歩道

娘は、私が貸したCROCSで普通に歩いていましたが付知峡に行く予定の人は靴のご用意をお忘れなく!

不動滝観音滝をあとにする
不動滝観音滝をあとにする

同じ道を引き返したあたりで、観音滝の滝壺ともお別れです。

観音滝の滝壺もみおさめ
観音滝の滝壺も見おさめ

見どころ ⑦ 変化に富んだ遊歩道

変化に富んだ遊歩道を歩きます。コチラは丸太の歩道。

小川に沿った石畳。澄んだ緑の空気。

遊歩道
遊歩道

木、木の根がそのまま階段状になっていたり丸太の歩道もあり・・楽しい道です。

小さな橋を渡る
小さな橋を渡る

木で整備された場所もあれば・・

遊歩道
遊歩道

木の根がそのまま階段になっている場所もあるんですよ。

木の根の階段
木の根の階段

自然の木の根ってたくましい!!

川に沿うように設けられた遊歩道を進むと、二人の子どもたちが歩いていたので「カワイイ♡」「子どもだけでも楽しめる場所なんだ」とノンキに見ていたのですが・・

二人の子どもがもっと小さい弟を、探し回っていたようでした。

心配で付いていったらお母さんと一緒にいた下の子と無事再会♡

小さい子どもを連れで行くときは、気をつけないといけないですね。

見どころ ⑧ 付知川の源流

遊歩道の先には付知川の源流があります。

別名「青川」と呼ばれるだけあって青いこと!透明度の高いこと!

汚れきった心も清められます。(たぶん)

付知川
付知川の源流
西ちゃん

透明度が高い付知川の源流。ココもシャッターポイントよ♪

水量が多いと青さが際立つ
水量が多いと青さが際立つ

見どころ ⑨ 吊り橋

看板に従って進むと吊り橋があります。

吊り橋
吊り橋
吊り橋
吊り橋

途中で千樽橋(吊り橋)を渡ります。吊り橋には3人以上で渡らない揺すらないと注意書きがしてあります。

吊り橋は3人以上で渡らない、揺すらない
吊り橋は3人以上で渡らない、揺すらない
西ちゃん

定員3人の吊り橋は、2人で渡ってもまあまあ揺れます。

千樽橋
千樽橋

ココは見えない見どころ ⑩ 水流の勢いが激しい千樽の滝

千樽の滝上流100メートルと書かれた看板を目印に「千樽の滝」を探してみたのですがそれらしき滝が見当たりません。どこに千樽の滝があるのか見つけられないのです

千樽の滝100メートルの看板
千樽の滝100メートルの看板

滝壺まで降りて撮影した写真をネットで見かけたので、2度目のリベンジで探しにきた私。

豪快な流れの千樽の滝は、千樽橋の近くにあるはずなのです。

千樽の滝(看板)
千樽の滝(看板)

千樽橋を渡りながら橋の左側を撮影。

千樽橋から見下ろす
千樽橋から見下ろす
西ちゃん

これが千樽の滝?

続いて橋の右側を撮影しました。

千樽橋から見下ろす
千樽橋から見下ろす
西ちゃん

それともこれが千樽の滝??

先程の看板に100メートル先と書いてあったのでそう遠くないはずなのです。

千樽橋の上から見下ろすと下に降りる遊歩道が見えたので再び元来た道を戻りました。

しかし・・立ち入り禁止、看板があり千樽の滝は見ることができませんでした

まったく見えないのではなく、チラチラっと隙間から見えるのが千樽の滝なんだと思います。

千樽の滝の全容は、上から見下ろすより横から眺めるより、滝壺のほうから見上げたほうが豪快なんですね。でも立入禁止で見ることができないのです。

吊り橋からの眺め
吊り橋からの眺め

ジグザグと流れる付知渓谷・・

付知渓谷
付知渓谷

すさまじい水量で流れています。千樽の滝で画像検索すると2008年頃の写真ばかりです。おそらく2008年当時は、滝壺近くまで行ける遊歩道があったということなんですね。千樽の滝に限らず、ところどころに立入禁止区域があるため、残念ですが仕方がありません。

通行できない場所が何箇所もある
通行できない場所が何箇所もある

千樽の滝
千樽の滝

言い換えると今日見た滝を数年後、数十年後も確実に見えるとは限らないので今日見えた景色を胸に刻みたいと思いましたよ。

千樽の滝

赤茶けた岩を縫うように豪快に流れていく付知峡ブルー

茶色の岩を流れる付知峡谷
茶色の岩を流れる付知峡谷

付知峡の上流に向かうと砂防用の堰堤があります。人工なんですけど、コレはコレでキレイな眺めでした。

帰り道は、再び小さな川に沿って歩いていきます。

涼むのに良さそう
涼むのに良さそう
足元が整備されており歩きやすい
足元が整備されており歩きやすい
付知渓谷は、こんなところ

付知渓谷は、透明度の高い付知峡の青、木々の緑(秋は紅葉)が美しい場所。空気が澄んでおり森林浴やウォーキング好きの方におすすめ。ハイライトは繊細に流れる観音滝、荒々しく豪快な不動滝。この2箇所は写真映えします。

付知峡不動滝駐車場へのアクセス・詳細

付知峡、不動滝駐車場には車100台停められます。新緑の頃、真夏の涼みに、11月中旬までは紅葉が楽しめます。中央道からお越しの場合、中津川インターチェンジから国道257号線を通り50分ほどの道のりです。

下呂方面からお越しになる場合は国道257号線を中津川方面に向かい50分ほどの道のりです。

付知町に入ったら、県道486号線を道なりに進むと不動滝駐車場へとたどりつきます。

西ちゃん

間違えやすいのでココだけお気をつけくださいね。

付知不動滝に向かう道路
付知不動滝に向かう道路
名称付知峡不動滝駐車場
所在地〒508-0351  岐阜県中津川市付知町6-39
駐車場100台駐車可能

付知峡の地図

付知不動滝駐車場
付知不動滝駐車場
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    西ちゃん中津川ブログを運営している元バスガイド。Googleローカルガイド、地元ライター
    岐阜県中津川市在住ブログライターで出身は飛騨高山。元観光バスガイドがパンフレットやガイドブックより詳しく地元の魅力を発信中。 2021年2月「びっくり なかつがわ」を開設。 旅行、自然、田舎、カメラ、食べ歩き、コーヒーを愛する50代。 詳しいプロフィールはコチラ
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