天祐稲荷、天佑山大洞院（天洞岩）周辺の見どころ【中津川市 蛭川】

こんにちは！元観光バスガイドの西ちゃん（プロフィールはコチラ）です。

本日は、天佑稲荷、天佑山大洞院周辺の見どころをご紹介いたします。

紅岩に登りたい！その衝動が無ければ蛭川を深く知ることはありませんでした。

紅岩に登ろうと思ったから偶然にも天佑稲荷や天佑山大洞院を知ることができた！中津川在住でも知らなかったスポットに注目してみました。

天佑山大洞院、天佑稲荷（駐車場から徒歩2分）

まずは、天佑山、天佑稲荷からご紹介いたします。

岐阜県中津川市蛭川にある大洞院（だいとういん）は曹洞宗の寺院で本尊は釈迦牟尼如来。

① 注連縄をしめた天洞岩

注連縄（しめなわ）を巻いた巨岩「天洞岩」があります。

たった1枚の紙で「続かない」「やりたくない」「自信がない」がなくなる

を読んで、合点が行った。忘れていたけど子どもの頃、大きな石が積んであるところで毎日毎日遊んでたのよ。
今の時代だったら叱られるんだろうけど・・子どもの頃のワクワクが今につながってる！ pic.twitter.com/W9IGgtqXYN

— 西ちゃん (@saikou24chan) June 11, 2021

②月の光を象徴する月光菩薩

巨岩の右横にあるのが月光菩薩。月の光を象徴する菩薩様です。

③ 天佑稲荷奥の院（鳥居から徒歩5分）

月光菩薩の横にある鳥居を抜ける5分程上がると巨岩があります。

巨岩の横を通ると奥の院があります。小さいお堂に白狐がいっぱい祀られています。白狐を祀ってある奥の院から右に獣道を10メートル進むと紅岩の登山道に入ることができます。

白狐を祀った奥の院から再び同じ道を戻ってきます。天佑山大洞院の山門を通ると恵那三十三観音31番札所の木の看板があります。

④ 札所の本尊、楊柳観世音菩薩様

少し分かりづらいのですが恵那三十三観音札所から奥に入ると「楊柳観世音菩薩様」が祀ってあります。

右手に柳の枝を持っているのが楊柳観音（ようりゅうかんのん）です。

楊柳観音（ようりゅうかんのん）はヤナギの枝を持っているのが特徴的。病苦から救済を使命とする観音様で左手には水の瓶を持っています。

札所の本尊は楊柳観音菩薩。明治33年（1958年）に恵那峡をのぞむ若山の中腹に天佑稲荷神社とともに開かれたお寺で本尊は釈迦牟尼如来。

天佑山大洞院、天佑稲荷周辺の見どころ

天佑山大洞院、天佑稲荷近くの見どころをご紹介いたします。

① 紅岩（歩いて20分）

天佑稲荷の駐車場に車を停めたら天佑稲荷の右横から続く登山道に向かえば20分程で到着します。

普通の靴でも登山道の9割は楽勝で登れます。しかし紅岩付近だけ傾斜が強く履き古した靴底で滑り転倒しそうになりました。私がたどりついたのは足がすくむような危険な場所でした。

みんな!どこで写真撮ってるの？こわ～～いっ！

転倒と落下のリスクが伴う場所にたどりつき「紅岩は遠くから眺めるだけにすれば良かった」と引き返してしまったのです。

紅岩に上がるルートは、ほぼ1本道ですが紅岩付近だけ看板が不案内になります。

リベンジで、紅岩より少し上に上がったら平坦な場所にたどりつきましたよ♪

木の根っこを一旦降りて10メートルぐらいの巨岩に向かう獣道に進むと紅岩を間近に見える場所にたどりつきます。道といっても、こんな道！勇気を出して上に向かっていくと紅岩の頂上付近にたどりつきます。

紅岩の頂上というか、この山は「若山」という山なので「若山」の頂上付近です。上がりきってしまうと足元も平坦になり写真も撮りやすい場所にたどりつきます。岩にダイダイゴケが貼り付いている様子も見ることができます。

紅岩が目の前に見える比較的平坦な場所にたどりつきました。天然のベンチのような岩もあります。本当に気持ちが良い場所です。

2回目に上がったときはトレッキングシューズと厚みのある靴下を履いていきましたよ。トレッキングシューズを履いていけば紅岩周辺でも歩きやすく安心して動くことができるので足元は準備したほうが安心です。

トレッキングシューズで上がったほうが安心ですよ。

名称	天佑稲荷、天佑山大洞院
所在地	岐阜県中津川市蛭川５７３５−９
駐車場	駐車場あり（無料）
料金	入山料（無料）
おすすめ度

前に行ったときは、足すくんで あんな怖い所もう二度と行くもんか！と思ったけど再び紅岩に登ってしまった！

トレッキングシューズだったので歩きやすかった。

登りきったら景色が良くて、上がってきて良かったって思ったよ！#奇岩マニア#巨岩マニア#紅岩#恵那峡#蛭川#ひるかわ#中津川 pic.twitter.com/gGpqfoDkBJ

— 西ちゃん (@saikou24chan) June 8, 2021

関連記事恵那峡の天然記念物、オレンジ色の巨岩「紅岩」への行き方、天佑稲荷からの道案内【中津川市 蛭川】

2022.04.29

② 恵那峡ワンダーランド（車で1分）

天佑稲荷、天佑山大洞院の道路を隔てた反対側にあるのが恵那峡ワンダーランドです。

1970年にオープンした「恵那峡ランド」。2000年に30年目にして惜しまれつつ閉園してしまったのですが、2002年、大阪の遊園地機器メーカー岡本製作所が遊具、遊園地を丸ごと再生させる事業を始めたことにより「恵那峡ワンダーランド」として生まれ変わったものです。

レトロな雰囲気の遊園地でお化け屋敷や（古くてある意味）恐怖のアトラクションは待ち時間ゼロで楽しむことができます。地上50メートル、木曽川水面からは100メートル以上の観覧車から眺めるパノラマを楽しんでみるのもおすすめ。

② 恵那峡展望台（車で1分）

天佑稲荷、天佑山大洞院から車で1分で到着するのが恵那峡展望台。恵那峡展望台も駐車場も無料で利用できます。トイレ、売店があります。

恵那峡展望台から見えるのが、木曽川にかかる恵那峡大橋。橋の下は軍艦岩

1977年に開通した橋で2021年（令和3年6月現在）恵那峡大橋の補修工事は行っていますが展望台は利用できます。

またコロナで休業中ですが、木曽川を遊覧船が運行しています。

恵那峡遊覧船も運行していたら写真におさめると良いですね。

橋の上には車を停めることができないので恵那峡展望台の駐車場に車を停めて橋の上の景色を楽しましょう。橋の上からは紅岩を見ることができます。

名称	恵那峡展望台
所在地	岐阜県中津川市蛭川５７３５−２２５
駐車場	駐車場あり（無料）
料金	無料
おすすめ度

③ 恵那峡大橋から眺める木曽川と獅子岩、金床岩（車で1分）

県立自然公園の「恵那峡」。

恵那峡大橋から見えるのが、獅子岩と金床岩です。

赤い橋の下に見える荒々しい岩が軍艦岩。

右下に写っているのが虚無僧岩です。

虚無僧の形に見えるでしょうか？恵那峡の景色は、恵那峡遊覧船（川からも）楽しむこともできます。

恵那峡大橋の上から見下ろす景色と両方楽しむのもおすすめです。

中津川市や（蛭川、高山、苗木、瀬戸、山口）恵那笠置の毛呂窪、長野県南木曽町（田立）一帯では、苗木花崗岩が多く分布しています。

花崗岩は、四角く規則正しく割れる性質（方状節理）が見られるのですが、恵那峡の奇岩怪石も方状節理の特徴があらわれており見ごたえがあります。

名称	恵那峡の奇岩怪石（獅子岩、金床岩、軍艦岩、虚無僧岩）
所在地	岐阜県中津川市蛭川５７３５−２２５
駐車場	駐車場あり（普通車12台大型車13台。無料）
料金	無料
おすすめ度

④ 博石館（車で4分）

天祐山大洞院、天佑稲荷からは車で4分程で到着する博石館。

地元の石屋さん（株式会社岩本）が経営する石の博物館で1985年（昭和60年）に開館した施設です。

コチラのピラミッドは、御影石でできたクフ王の10分の1サイズで作られたものでピラミッド内部は迷路になっています。

ピラミッドのほかに鉱物博物館、ストーンパークがあり

ピラミッドの内部の迷路は平日は人が少なくお化け屋敷より怖いです。

名称	博石館
所在地	岐阜県中津川市蛭川5263-7
駐車場	駐車場あり（無料）
入園料	入り口で支払う
おすすめ度

⑤ 男はつらいよ記念碑（石彫オブジェロード）（車で2分）

「男はつらいよ」第44作目（寅次郎の告白）のロケ地となった蛭川。

名称	石掘オブジェロード
所在地	岐阜県中津川市蛭川5347−5
駐車場	待避場に車を停める
料金	無料
おすすめ度

⑥ 門前茶屋（徒歩20秒）でおばちゃんと会話を楽しむ

老夫婦二人で営んでいる素朴な茶屋です。紅岩と天佑稲荷の奥の院まで行った帰りに「門前茶屋」に立ち寄らせていただきました。

お店には、練炭で一日中温めている「おでん」「五平餅」「お酒」「ジュース」などがあります。

お店のおばちゃんが話しやすい人で、心がホッコリしますよ。

私は行く前と降りてきてから2回立ち寄りました。

濃いめの味の五平餅も美味しかったですよ。

昔ながらの平たい串は珍しい！

名称	門前茶屋
所在地	岐阜県中津川市蛭川奥渡区若山5735
駐車場	天佑稲荷駐車場に車を停める
おすすめ度

⑦ 象の形をした自然の造形「象岩」（車で1分）

天佑稲荷、天佑山大洞院からひるかわゴルフ場方面に向かい50メートルほど進むと象の形の象岩があります。

⑧ 絶対落ちない奇跡の岩「品の字岩」（車で10分）

絶対落ちない奇跡の岩「品の字岩」は、清流付知川と木曽川の合流地点の巨岩で源済岩展望台や源済橋から眺められます。

恵那峡遊覧船で川から楽しむのも良いです。

名称	品の字岩
所在地	〒508-0101 岐阜県中津川市苗木
駐車場	源済公園の駐車場に車を停めて源済岩の展望台から眺める
おすすめ度

⑨ 「源済岩」(車で10分＋徒歩5分）

天佑稲荷、天佑山大洞院から源済公園には車で5分程。源済公園の駐車場に車を停めたら徒歩5分で源済岩に到着します。

名称	源済公園
所在地	〒509-9131 岐阜県中津川市千旦林１６１８−１５６
駐車場	源済公園駐車場
おすすめ度

⑨ 美恵橋の景観（車で5分）

「美恵橋」から見ることができるのが恵那市のシンボル笠置山（かさぎやま）。笠置山は菅笠のような三角の美しい山で海抜1128メートルあります。

反対側に目を向けると苗木城址と城山大橋が見えます。

名称	美恵橋
所在地	岐阜県中津川市駒場 – 中津川市苗木間
駐車場	橋の近くに待避場あり（目印は気温計と自販機）
おすすめ度

恵那三十三観音霊場札所について

昭和60年（1985年）に再整備された恵那三十三観音霊場。江戸時代に霊場巡りが流行し全国各地に巡礼地が作られました。

しかし明治時代苗木藩の廃仏毀釈が行われたため霊場寺院のいくつかは廃寺となり改めて恵那三十三観音は旧恵那郡（恵那市と中津川市）の一帯に広がる寺院を恵那三十三観音霊場としたものです。