臥龍桜が満開になると、普段は人通りが少ない狭い道にも他県ナンバーの車が走り回っています。
初めて臥龍桜を見にいったとき、ナビで「大幢寺」「臥龍桜」「臥竜公園」を目的地にしたため目的地にたどりつくことができませんでした。おそらく他県ナンバーの車は私と同じ状態だったのでしょう。
- JR東海高山線で一之宮駅で下車して大幢寺(だいどうじ)側にある臥竜公園に向かう
- 臥竜公園の駐車場に車で向かう
- 飛驒一ノ宮駅の駐車場に車を停めて臥竜公園に向かう
目次
桜の開花時期は大混雑
しかし「臥竜公園」「臥龍桜」「大幢寺」とナビに入れても満車で車が入れない可能性が高いです。
臥竜公園の駐車場が一番近いのですが混雑すると近くに車を停めることもできなくなります。最初から飛驒一ノ宮駅の駐車場にむかうのが賢明です。ただ飛驒一ノ宮駅の駐車場も数台分しか停められず橋のたもとには駐車場係のおじさんの指示に従わなければいけません。
天気が良い日や桜が満開になると混雑しますが比較的すいているのが午前中。日本人はみんな桜の花が好きなのです。飛驒一ノ宮駅も満車の場合、水無神社の駐車場に車を停めて歩きましょう。徒歩10分ほどの道のりです。
橋を渡り真正面に見えるのが無人駅の飛驒一ノ宮駅です。
駅側から来た道を振り返ると、こんなかんじ。道路にも桜の木が植えられています。
飛驒一ノ宮駅の桜も大きくて見事なものです。臥竜公園の駐車場に停めれば最短で臥龍桜にたどりつきますが、飛驒一ノ宮駅から歩くメリットが3つあります。
- 飛驒一ノ宮駅から撮影すると高山線とのコラボ写真が撮れる
- 飛驒一ノ宮駅の陸橋の上から臥竜公園を見下ろすと臥龍桜の迫力が堪能できる
- ジワジワと臥龍桜に迫っていくので気分が盛り上がる
飛驒一ノ宮駅から陸橋をわたり臥竜公園に向かう
臥龍桜は、どこから見てもキレイですがおさえておきたいのはこの4ヶ所。
- 陸橋を渡る手前で線路越しに見る臥龍桜
- 陸橋の上から眺める臥龍桜
- 臥竜公園で見る臥龍桜
- 大幢寺側から眺める臥龍桜
- 後ろ側から眺める臥龍桜
- 大幢寺
レトロな飛騨一ノ宮駅の桜も美しい
飛驒一ノ宮駅のレトロな駅舎。昭和の雰囲気が漂います。
駅の時刻表があるので列車が通る時間もチェックしておきましょう。(特急列車が飛驒一ノ宮駅に止まらず通過します。)
おすすめ写真スポット(1)線路越しの臥龍桜
飛驒一ノ宮駅側から臥龍桜を楽しみます。
陸橋を渡らずにスマホで撮影した写真がコチラ♪
飛驒一ノ宮駅側で写真を撮るメリットはJR東海高山線が通過するときの臥龍桜と列車のコラボが撮影できることです。ただタイミングを合わせてコラボ写真を撮るのは難しいので高性能カメラで腕に自信がある人は別にして「どっちも撮れなかった」「ブレブレ」 になることも!!
最初から動画撮影をしたほうが失敗しにくいです。列車の頭も列車の後ろ姿も忘れず撮影するといいですよ。
JR東海高山線、飛騨一ノ宮駅から眺める臥龍桜です。
— 西ちゃん (@saikou24chan) April 12, 2021
列車の車内では臥龍桜のアナウンスがあります。
来年は、「密」な状態で「お花見」ができますように!#飛騨一ノ宮#臥龍桜#樹齢1100年#JR#花見#桜#散り際 pic.twitter.com/i5yL1bQtHm
さ・・・陸橋にむかいましょう!!階段をのぼっておりるだけですよ!!足が悪い高齢者には少々大変かもしれませんね。(歩行が難しい場合、許可証があれば臥竜公園まで車で行くことができます)
線路の向こうの臥龍桜に会いにいきましょう。
臥龍桜の前で撮影を楽しんでいます。
少し離れたところから撮影すると臥龍桜の大きさが伝わりやすいには違いないのですが、他の用事もあったので、急ぎ足だったんですよね。
おすすめ写真スポット(2)陸橋の上から眺める臥竜公園
陸橋の上から眺める臥竜公園もおすすめの写真スポットです。大幢寺とは反対のほうを眺めると禿げている山が位山(くらいやま)。陸橋の上から景色の良さに思わず息を飲みます。
陸橋の上から大幢寺側を眺めます。陸橋の上から撮影すると大幢寺、臥竜公園、臥龍桜全部が見渡せます。こんなにキレイなら初日に撮影すれば良かったと思いましたよ。(私が行ったときは終わりかけでしたから)
臥竜公園の駐車場は、黒いタクシーが停まってるあたりです。足が悪い人は、近くまでいくことができるようです。
桜を眺める花見客の大きさと臥龍桜の大きさを比較すると大きさが伝わりやすいので陸橋の上からの1枚はおさえておきましょう!
おすすめ写真スポット(3)整備された臥竜公園から見る臥龍桜
桜の開花時期は4月中旬から4月下旬。今年は例年より1週間早く2021年4月9日に満開。4月12日散りかけでした。昔は大幢寺(だいどうじ)の大桜と呼ばれていたそうです。
臥龍桜は江戸彼岸桜で高さ20m 枝張り30m 幹回り7.3mあります。
平成元年に整備された臥竜公園ですが平成3年になると台風被害もあり臥龍桜の樹勢が衰え瀕死の状態でした。
復活は不可能と思われていましたが3年がかりで樹木の外科手術を行い根本の土壌改良につとめたそうです。
樹勢が回復したのは平成10年頃。
1100年前の人々が眺めた桜を1100年後の私たちが眺めているって感慨深いものがあります。
おすすめ写真スポット(4)正面から見る臥龍桜
おすすめ写真スポット(5)後ろから眺める臥龍桜
桜の満開時期に臥龍桜正面の看板のほうから回り込むと、ちょっといいかんじの写真が撮れます。
臥龍桜の裏側(後ろ側)から撮影すると巨大な幹がご覧いただけます。
桜終わり頃の写真です。後ろから眺めると樹齢1100年の年老いた桜が満身創痍で立っているように見えます。
年を重ね視力が落ち耳が遠くなり手足の筋肉が衰えていく自分自身を重ね合わせてホロっとしますね。どんな姿になっても生きること。桜の力強さを感じずにはいられません。
色々な思いを抱えながらも生きていかないと。生き続けないと!と思いました。
来年は満開の桜が見たいですもん。
おすすめ写真スポット(6)大幢寺
大幢寺(だいどうじ)道仙和尚が1931年(昭和6年)に「臥龍桜(がりゅうざくら)」と名付けたものです。
また、飛驒一ノ宮駅周辺には飛驒一ノ宮の名前の由来にもなっている水無神社もあります。合わせてお立ち寄りください♪
名称 | 臥龍桜(がりゅうざくら)臥竜公園 |
1973年5月26日(昭和48年5月26)史跡名勝天然記念物(天然記念物)指定。 | |
所在地 | 509-3505 高山市一之宮町275番地1 |
利用料金 | 無料 |
身障者等歩行困難な場合、許可証があれば臥龍公園内まで車にて入場できます。 | |
お手洗いの有無 | あり |
駐車場の有無 | あり。(250台)桜がキレイな季節は平日でも混雑しています。飛驒一ノ宮駅駐車場に車を停めたほうが良いかも。 |
樹齢1000年越えの臥龍桜を見るルートは、全部で3通り。