からすみは、東濃地方に伝わる「雛菓子」。見た目は「外郎」に似ていますが米粉に砂糖を入れて蒸した素朴なお菓子です。桃の節供のお供えに日常的な「お菓子」として親しまれてきました。
珍味カラスミと同じ名前の理由
「ボラの卵巣で作る燻製」珍味「からすみ」と同じ名前のお菓子の「からすみ」
岐阜県は海無し県で海の幸は貴重です。
カラスミにカタチが似ているお菓子を「からすみ」と呼ぶようになったとか。
もっちりした食感の「からすみ」
食感は、もっちりしており弾力があります。外郎が滑らかな食感なのに対して「からすみ」は、モッチモチ。添加物は一切入っておらず素朴な「おふくろの味」懐かしい「ふるさとの味」。
購入したのは「道の駅賤母(しずも)のおふくろ工房」製「ちびからすみ」違う味を少しずつ食べたい人向けですね。ちびからすみは1つ180円でズッシリしており、お値打ち。
外郎より素朴、羊羹より控えめな甘さ
外郎と比べると外郎よりモッチリしていて羊羹と比べると羊羹よりは控えめな甘さです。おばあちゃんがお孫さんのおやつに作るような・・かんじです。
よもぎと桜と白の3種類が楽しめる「からすみ」。桜と白の味の違いはありませんがヨモギの風味は、おふくろの味を通り越しておばあちゃんの味を思い出させます。
ちびからすみは、切らなくても3等分できます。1つは、ちょうどお口に入るサイズです。
初めて口に入れた瞬間見た目は「外郎」なのに食感の違いにびっくりしたものです。しかし地元に長年住み続けていると手作りの「からすみ」をいただくこともあり、素朴な味わいが病みつきになっていきます。
からすみの作りかた
ゆず、黒砂糖、くるみ、など色々な味を楽しむことができます。3月に入るとホームセンターでは「からすみの型」が売られます。
東濃地方や飛騨地方は春の訪れが遅くお雛祭りは1ヶ月遅れの4月3日に行います。からすみはお雛様のお祝いに供えるお祝いのお菓子で、近所の子どもたちに配る風習があります。
からすみの型を使うとキレイな富士山の形になるんですね。
- 熱湯250ml
- 白砂糖150グラムorキビ砂糖150グラムor黒砂糖150グラム
- 塩ひとつまみ
- 米粉250グラム
- ごま(大さじ1)、桜葉(少々)、くるみ(少々)、ゆずなど
- 熱湯250mlに砂糖150グラム、塩小さじひとつまみを加えます。黒砂糖で作れば黒いからすみ、きび砂糖を使うと茶色いからすみ、白砂糖で作れば白いからすみができます。
- 沸騰したら米粉250グラムを少しずつ加え よくかき混ぜます。
- ごま、桜葉、くるみ、ゆず、などお好みの具材を加えます。
- 型に入れたら蒸し器で30分蒸したら完成。
黒砂糖で作るときは水の量を控えめにしないと柔らかくなります。
道の駅 賤母(しずも)おふくろ工房
道の駅 賤母(しずも)のおふくろ工房で販売中の「ちびからすみ」道の駅賤母(しずも)は、国道19号線沿いにあり美濃路と木曽路のちょうど境目にある道の駅です。
道の駅で販売してある「お土産」は、中津川駅前の観光案内所(にぎわい物産館)でも置いてあるので是非お立ち寄りくださいませ。
店舗名 | 道の駅賤母(しずも) |
所在地 | 〒508-0501 岐阜県中津川市山口1−14 |
電話番号 | 0573-75-5252 |
定休日 | |
営業時間 | 8:30 ~18:00 8:30 ~16:30(水曜日) |
WEBサイト | http://sizumo.jp/ |
駐車場 | |
支払い |
「ボラの卵巣で作る燻製」珍味「からすみ」と同じ名前のお菓子の「からすみ」