こんにちは!元観光バスガイドの西ちゃん(プロフィールはコチラ)です。
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余計なものが何もない、青と緑の笠置峡
青と緑の景色が広がる笠置峡に行ってきましたよ。生まれも育ちも岐阜県でバスガイドを10年近くやっていたのに・・笠置峡には初めて足を踏み入れました。
岐阜県には、知られていないだけでノンビリした良い場所がある!と感じたので簡単にご案内いたいます。一言でいえば余計なものが何もないのが笠置峡
笠置峡一帯は、V字谷地形で霧が発生しやすいため霧が発生している景色は水墨画みたいといわれていますよ。
私が出かけたのは8月のはじめで絵に描いたような青と緑の景色が広がっていましたよ。画像検索をしたら桜が満開の写真や秋の紅葉の写真が見つかったので雨上がりの霧の風景など、他の季節にもう一度訪ねたいと思いましたよ。
ドローンで撮影した朝霧の笠置峡(恵那市役所Facebookの映像)穏やかな湖面の上を撮影した映像は、まさに水墨画。
大井ダムの下流にある笠置峡
笠置峡は木曽川をせきとめてできた大井ダムの下流にあります。どこに出かけるときも下調べ無しでその日の気分で行動しがちの私。
初めて「笠置峡」の名前を聞いたとき、鋭いゴツゴツした岩がある場所をイメージしていました。でもたどりついたら、何もないダム湖で「あれあれ何も無いや」と正直思いました。
何もない場所で、ゆっくりぼんやりするのも良いものよ♪
心静かに寛げる場所
アウトドアチェアに腰掛けて、おしゃべりを楽しんでいる人もいました。
風も吹いてない、穏やかな湖面。聞こえるのは、鳥の鳴き声しかしないんですよ♪
天気が良かったので水墨画のような渓谷美といわれる笠置峡に行ってきました。岐阜は青と緑の景色。
— 西ちゃん (@saikou24chan) August 4, 2021
「半分青い」じゃなくて
半分青で半分緑。
中津川から20キロ、車で30分程のところにあります。#恵那市#岐阜#笠置峡#真夏#避暑 pic.twitter.com/JWfqMWL27N
騒音から逃れ心静かに寛ぐのにピッタリな場所です。
今は、青と緑の景色、桜が満開の頃は全然違った表情になるんだろうな・・
笠置峡のボートカヌー場
笠置峡には、2021年(TOKYO2020)ポーランドのカヌー選手団が五輪の事前合宿に来ています。
岐阜恵那の町からはずれた笠置湖が誘致に成功したのは五輪開催の前年で、 金メダル候補だった強豪ポーランドの関係者は一回の視察で即決したらしい。
「風がない、波が立たない、山に囲まれ静かで集中して練習ができる場所」という特徴がボート・カヌーの練習場所にぴったりだったようです。
当初予定されていた市民との交流はなくなったものの公開練習日に小中学生と選ばれた恵那市民が、30分ずつ交代で見学したそうです。強豪チームの練習風景など、田舎に住んでいたらおそらく一生見ることもないと思うので羨ましい限りです。
五輪での結果ですが、ポーランドチームは、カヌースプリント 女子カヤックペア500m(カロリーナ・ナヤとアンナ・ブワフスカ)が銀メダル。スプリント 女子カヤックフォア500mでポーランドチームで銅メダルを獲得しています。
今までカヌーに興味が無かった町民もテレビの前で応援したのでしょうね~
ポーランドチームは、7月18日~31日までの滞在。私は8月3日に行ったので既に引き払ったあと・・
ボート・カヌー場の上にトイレがある
カヌー練習場の階段を登るとトイレがあります。トイレの前は、広い駐車場。外から見ると、簡易なトイレ?のイメージでしたが、田舎にしてはとてもキレイな水洗洋式のトイレで驚きました。
笠置町は人口1200人程の町で、ポーランドチームの誘致が決まってから設置したトイレなので新しいんですね。
トイレが美しいのも「TOKYO五輪のおもてなし」。恵那市民でも笠置町民でもないのに、誇らしい気持ちになってしまいました。
笠置峡の看板の前で記念撮影
恵那市観光協会 笠置支部が平成12年12月12日に建立した石碑。
笠置峡は、目立つポイント(目印)はありません。何も無いのが笠置峡の魅力なのです。
石碑の前に立って記念撮影をすれば、笠置峡に来た感じが味わえます。
車は石碑の前の退避場に停めることができます。
湖面に映る山や空の景色を存分に楽しみます。
笠置峡周辺のみどころ
笠置峡周辺の見どころをご紹介いたします。
河合神社(かわいじんじゃ)
笠置峡 ボート・カヌー練習場から、車で2分の距離にあるのが河合神社。私が神社に反応したのは、八木龍平さんの成功している人は、なぜ神社に行くのか?という本を読んだばかりだったから。
信仰心というより、神社やお寺には見えないパワーみたいなものを感じるんですよね。
ただ、チラっと見たらものすごく急な階段だったのでどうしよう・・と思い階段をのぼるのをあきらめました。
うわ~階段の終わりが見えない~
階段を一段ずつ上がっていけば有り難みが増すと思いましたが、細い坂道行けばたどりつく気がしたので車で上がることにしました。(←怠け者w)
坂道は車一台がやっとの狭くて暗い道です。
狭くて暗い道、このまま行き止まりになったら延々とバッグで戻ってこなければいけないわ~
妄想で不安にかられながらも生い茂った木々で昼なお暗い道をライトをつけて突き進む私。
暗い道を通り抜けると、二股にわかれていますが上に上に向かいます。赤い橋は武並橋というトラス橋です。武並橋も写真スポットとして知られているようです。
坂の途中でチラっと見える赤い橋が武並橋。笠置峡の見どころの1つです。
狭い道をそのまま進んでいくと河合神社の裏門?に到着しました。裏?から見ても立派な神社です。
河合神社に着く前に対向車とぶつかりそうになったのを回避できたのも神の御加護だったのでしょう。
山の中なにに立派な神社があるのには驚きました。
御祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)豊受比売大神(とようけびめおおかみ)須佐之雄命(すさのおのみこと)です。
階段を登ってこなかったので、少しだけ(20段ぐらい)降りてみましたが、急な階段でした。
この階段の下にまだ階段があるのよね・・
階段上がらずに正解だった~これ膝がガクガクになるやつ~
あとで調べたら、500段近くあるとのこと。(登らなくて正解w)
坂折の棚田
笠置峡からは7キロの距離にある坂折棚田は、笠置峡と一緒に立ち寄る人が多いスポットです。
棚田は、古き良き日本の田園風景が広がる場所で毎年6月には案山子(かかし)コンテストが開催されます。田植えが終わってから、案山子コンテストが開催される6月、秋の収穫前頃まで景色が楽しめます。
赤い武並橋(たけなみばし)
笠置峡から、車で5分ほどのところにあるのが武並橋。1966年(昭和42年)に架けられたワーレントラス橋(ワーレントラスは斜材が三角になっている橋)で青と緑の景色に赤いインパクトを与えてくれます。
武並橋は、少し離れた場所から写真を撮ると良いですよね。
笠置大橋
恵那、中津川方面から笠置峡に向かう ルート (県道68号線)沿い にあるのが笠置大橋です。笠置大橋の近くにコンビニがあるので、そのあたりに車を停めて歩道を歩くと悠々とした木曽川の流れを見ることができます。
歩道は木曽川の下流側に付いています。歩道はサビサビですが見える景色は良い眺め。
鳥のさえずりと風と川の流れる音だけのノンビリした風景が広がります。
反対側の木曽川の上流に目をやると東雲大橋が見えます。
東雲(しののめ)大橋は、川からの高さが80メートルある橋で、コチラも見どころの1つ。
東雲(しののめ)大橋
県道68号線沿いから外れますが笠置峡に来たら、ついでに立ち寄りたい場所です。
位置的には木曽川の下流側に笠置峡があり上流側に恵那峡があります。
交通量も少なく平成27年(2015年)に供用されたばかりの橋です。
東雲大橋(しののめおおはし)は、少し離れた場所から、橋の下から橋の上から写真を撮ると良い場所です。
あまりにも高さが高いので、飛び降り防止の柵がしてあります。
東雲大橋橋好きマニアが喜ぶ穴場スポット、笠置峡に立ち寄ったら回り道をしてみることをおすすめします。
笠置峡の行き方 アクセス 地図
笠置峡は、JR「恵那駅」・明知鉄道「恵那駅」より県道68号線を車で約20分のところにあります。専用の駐車場はありませんが待避所や路肩、空き地に車を停めて景色をお楽しみください。
青と緑の笠置峡をご紹介いたします。