こんにちは!元観光バスガイドの西ちゃん(プロフィールはコチラ)です。
アゼ滝は段瀑なんですよ。段瀑(だんばく)は2段、3段の階層がある滝のことです。アゼ滝は3段になって流れる滝ですが登山者が眺められるのは2段の滝だけ♪
アゼ滝は、落差25mあり2段に落ちて流れる段瀑です。
目次
ワイルドアドベンチャーなトレッキングに震え上がるアゼ滝
夕森公園には、全部で5つの滝があります。竜神の滝、忘鱗の滝、銅穴の滝は、フラリと林道を歩いていけばたどりつけます。しかし、アゼ滝と一ツ滝は、ワイルドアドベンチャー的なトレッキングルートです。トレッキングの準備をして心して向かうことをおすすめします。
① ゲートを抜ける→忘鱗の滝→銅穴の滝
ゲート近くに車を停めます。所要時間と見どころも参考にしてください。
ゲートを通過したら圏外に入ります。山に入るときは機内モードにしましょう!圏外になるのに電波を探し回るため電池が激しく消費されます。
竜神の滝を通過し、狭くて細い道を進むとゲートに到着します。ゲートから先は車は入ることはできません。ゲート手前の駐車スペースに車を停めるのが最短コースです。
YOU遊館から、景色を楽しみながら歩いて上がってくる人もいますが、車で数分の距離でも徒歩だと1時間ぐらい余分にかかります。時間と行き先と足と相談して駐車しましょう。
ゲート前。
初めてゲートを超えるときは通って良いのかどうか分からず緊張したな。
ゲートを通過した時間は、11:00。
初めて行ったときは、水も食料も持たずに普段着で普通の靴のまま入りトイレも我慢した状態で山への向かったのですが怖すぎて途中で引き返してきたのです。
アゼ滝と一ツ滝は、ハイキングというよりトレッキング(登山)なのでそれなりの格好と準備をしてから入られることをおすすめします。
当日は、こんな格好で出かけたよ。ランテージの着圧タイツとワークマンのトレッキングラップショーツ。荷物はウェストポーチにINしました。
11:05。林道は、なだらかな上り坂です。
はじめて行ったときは、ホントにここに滝があるの??って思いながら歩いたよ。
紅葉の季節になると景色が堪能できます。ひたすら林道。
キレイな空気を吸いながらゆったりと上がっていくと忘鱗の滝が見えてきます。
11:20、忘鱗の滝に到着。忘鱗の滝は、林道のすぐ右横です。
忘鱗の滝のすぐ右側は落石なのか??ワイルドな雰囲気になっています。
忘鱗の滝では、写真や動画を撮り少々休憩。忘鱗の滝を見終えたら再び林道を歩きます。
紅葉がキレイな晴天だったので混雑していると思いきや・・平日だったせいか一人もすれ違わないというまさに穴場。
11:25
11:30、「銅穴の滝まで300メートル」の看板が見えてきました。
山に入ると距離感や時間の感覚がつかめなくなるので、目安になるあと300メートルの看板は有り難いですね。
高速道路の300メートルは、あっという間だけど山の中の300メートルは案外と遠く感じる
針葉樹、広葉樹の合体木が見えてきます。紅葉シーズンだけ簡易トイレが設置されます。
さらに5分程歩きます。
11:35絶景ポイントに到着しました。
夕森公園の看板は、とても丁寧で絶景ポイントが分かりやすいです。
夕森公園には、絶景ポイントと書いた看板がいくつか設置されています。絶景ポイントで立ち止まってスマホやカメラで撮影するといい記念になります。カメラ好きには有り難い看板です。
銅穴(どうこう)の滝はもう少し先です。絶景ポイントから下の方を見下ろすと、美しい景色が広がっています。
絶景ポイントから林道を5分程進むと、銅穴の滝に到着します。
11:40「銅穴(どうこう)の滝」に到着。
紅葉する前にも訪れた銅穴の滝。
銅穴の滝は、滝壺の近くまで行くことができます。しかし今回はアゼ滝と一ツ滝に向かうつもりだったので銅穴の滝は、写真だけを撮って通過しました。
銅穴の滝は、橋のあたりから撮影するとキレイよ。時間があれば滝壺近くまで行くのもおすすめ
11月はじめに行ったのですが、銅穴の滝の紅葉の見頃。ほとんどの人は、銅穴の滝まで行き引き返します。
銅穴の滝から先は、晴天の平日だったせいか誰にもすれ違いませんでした。
紅葉の穴場スポット!贅沢にも一人で紅葉狩りを楽しみます。
ウォーキングフォトラリーが開催されるので、その看板がたっています。
InstagramやSNSで#夕森公園で投稿して!と書いてあったので投稿しまくった!
銅穴の滝を見たら、再び林道を進みます。11:50。
② 林道を抜けて山道に入る
いよいよここからは、林道を抜けて山道に入るルートになります。一ツ滝、アゼ滝の方面へと進みます。
11:53
林道を抜けると、いきなり登山道?獣道のような山道に入ります。
木の根がぐねぐねした道を歩きます。息をはあはあいわせて転ばないように気をつけて進んでいきましたよ。
朽ち果てた木の橋も見てきました。
山道に入ると一旦のぼって、あとは吊橋のあるところまで下っていくルートでした。
吊橋は、大好きなのでテンションが上がります♪
吊橋の手間にも木の看板が立っています。
登山道のマーキングテープは有り難いものですね。ピンクの目印があるほうに行けば間違いありません
いよいよ吊橋が見えてきました。
③ 吊橋を渡る
ワイルドな吊橋で高さは無いものでグラグラ揺れます。初めて渡ったときは 不安で揺れ怖くて震えました。 しかし2度目に渡ったときは余裕で動画撮影できたので自分の成長を感じました。
一人渡るだけなのにグラグラ揺れたよ~落ちても死なないけど吊橋の真ん中だけ盛り上がってて怖い~~
道か道じゃないか分からないような獣道風の道もありますが、ピンクの印を目印にしながらすすみます。写真では伝わらないかもしれませんが・・転倒すると下に落ちていくのでワイルドな道。心して歩きます。
12:02
吊橋を渡ると次は上り道になります。迷子にならないように気をつけましょう。
合言葉はピンクリボン。
④ 足元注意、熊出没注意、落石注意、慎重に山道を歩く
登山道には足元注意、熊出没注意、落石注意、頭上注意の看板がありますが・・
もう・・今さら注意って言ったって!!
転んだり熊に会ったら絶望しかありません。とにかく慎重に山道を進むしかありません。
もし転んだら、どこまで転がっていくんだろう??(想像するだけで怖い)
落ちたら落ちたで自己責任でしかありません。
木と倒木した木の間を抜けていきます。写真では伝わらないと思いますが・・滑ったり転んだら間違いなくとんでもないことになるので、慎重に歩かないといけません。
12:06
木の倒木した木の間を抜けます。ここは、ちょっとワクワクしながらまたいでいきましたよ。
12:07
奥三世世界岳への登山道と一ツ滝、アゼ滝の看板が見えてきます。
奥三界岳に向かう看板が見えてきます。
⑤ 朽ち果てて壊れかけた木の橋に肝を冷やす
12:08
朽ち果てて壊れかけの橋
なんじゃこれ
⑥ 鎖に命預けるしかない状況
12:09
初めて行ったときは、かなり肝を冷やした場所。歩く道なんですか?これ!
足元斜めな状態で鎖を必死に掴んで岩側に寄って歩くしかありません。
ここは1度目も2度目も怖い場所でした。
この鎖に命を預けるってどうなのよ?
このときばかりは、体重を減らしておくべきだったと思いました。
カメラやスマホは落とさないようにウェストバッグに収納しておきましょう。狭くて細くて、下落ちたら絶対ヤバい道。
木の橋斜めってる~~おまけにグラグラしてる~こわい~~
12:09
12:11
なんで、こんなに橋が朽ち果てているんだ~~~こわいよ
12:14。木の橋の劣化っぶりがヤバい・・紅葉シーズン前にかなり酷い状態だったので紅葉シーズンに直してくれるかも!と期待したのですが修繕はされていませんでした。
何年もヤバい状態のままみたいです。事故が発生する前に直してもらいたいものです。
この橋の下は、崖。何も言えね~
「怖い」しか言えね~~
写真を撮るにはある意味「映え」スポットなんんですけど行きも帰りも肝を冷やしました。
遊園地なら安全が保証されていますが、登山道は落ちたら最後です。写真見るだけで恐怖が蘇ります。
ようやく普通の橋・・と思ったら。これはこれでグラグラしていました。
体重で木の橋が沈む・・w
12:16
アゼ滝に近づいてきました。看板がある場所からはアゼ滝の滝口を見下ろすように滝が見えます。
初めて行ったときは普段着で普通の靴だったので余計に恐ろしく感じました。しかし今回は、アゼ滝を見るためにトレッキングシューズを履いてきたので怖くても下まで降りていくことにしました。
段瀑アゼ滝を楽しむ
アゼ滝の上の段瀑
アゼ滝は二段になって流れ落ちる段瀑。アゼ滝の滝口と上の段の滝です。
ほぼ垂直の鉄筋ハシゴを降りる
ほぼ垂直の岩盤にコの字の鉄筋ハシゴがあります。
初めて見たときは怖くてビビりまくりました。私は注意力散漫でよく転ぶので絶対落ちると思ったからです。
ですが、山岳ガイドのHくんに右手左手右足左足の3ヶ所だけ固定して歩くように教えてもらったことを思い出して勇気をふりしぼりました。
垂直の鉄筋梯子は、降りるほうが緊張します。
かなり慎重に降りたので上から下に行くまで時間がかかりました。
でも落ちるよリマシです。
慎重に慎重に「あきらめるな」「大丈夫」「できる」と言いながら頑張って降りたよ。
11:28
降りながらスポーツクライミングやってる人のこと尊敬するわ~と思っていました。
すぐ横で、アゼ滝のゴーという轟音が聞こえるので余計に怖いのです。
下から見上げた梯子。
アゼ滝の下の段爆
12:30
アゼ滝の下の段爆が見えてきました。梯子はかなり肝を冷やしましたが、おりればおりただけの景色が楽しめます。
本日は夕森公園のアゼ滝をご紹介いたします。