地図や看板など表記は、「源斉岩」「源斎岩」「源済岩」「源済岩」とバラバラですが記事では「源斎岩」で表記しています。
目次
源斎岩への行き方、道順
源斎岩には直接 車で入ることが出来ないので源斎公園の駐車場に車を停めて歩いて岩窟まで向かいます。
カーナビやマップには、源斉公園の所在地「岐阜県中津川市千旦林1618−156」を入力してくださいね♪
苗木恵那線=県道410号線の曲がり口には【源済公園あと500M】の看板が立っています。
よく通る県道410号線ですが、「源斎公園」の看板には今回初めて気付きましたよ♪こんなところに穴場発見!の気分です。
のどかな道を2~3分走ると源斎公園の看板が見えてきます!この道路は、交通量が少なく対向車もほぼありません。
草に覆われた看板を見落とさず曲がると源斎公園の駐車場に到着します。
一帯は環境省が指定した鳥獣保護区特別保護地区で鳥獣の捕獲が禁止されています。トイレは駐車場にあるだけ♪
どうやら和式便所で水洗ではありませんでした。
源斎公園駐車場から散策スタート
源斎公園の駐車場に車を停めて散策を始めましょう。のぞきこむと大きな岩が見えますが草や樹木が生い茂っているので直下の景色は、分かりにくいです。
最初に撮っておきたいのが源斎公園の地図。(地図は「済」の字で「源済公園」と記載されています。)
源済公園の看板を撮影しておくと安心♪
源斎公園内には、昔の古い看板や絵地図が所々に設置してあるのですが劣化が進み解読不可能。頼りになるのは中津川市観光課が設置したこの絵地図だけなのです。
美恵橋と城山大橋と苗木城址が重なる景色を楽しむ
源斎公園の駐車場からは遠くに苗木城址、城山大橋、手前に美恵橋、木曽川の流れを一望でき写真映えスポットなんですよ。
天気が良ければ」エメラルドグリーンの木曽川、雨が降るとモヤがかかり幻想的な景色が広がるんですよ。
望遠で城山大橋と苗木城址を撮ると行きたい城ランキングで上位に入る苗木城址がバッチリ映ります。これぐらい離れていたほうがキレイに映るんですよね!
長さ398.5メートルの城山大橋の欄干には龍のモニュメントがあります。
苗木城の壁を何度塗っても木曽川の龍が暴れて赤壁に戻ったという言い伝えがあるからです。
雨が降ると木曽川は霞がかった上に苗木城は別名「霞ヶ城」と呼ばれるにふさわしい幻想的な佇まいを見ることができます。
城山大橋は1984年に設置され以前は通行料が必要でしたが現在は無料で通れます。
手前のアーチ橋 美恵橋は現在の橋で4代目。普段通過するだけの美恵橋ですがコチラの橋から眼下の木曽川は圧巻の絶景が広がっているんですよね。
美恵橋の名前の由来は、美濃国恵那郡第一の橋という意味です。
初代の美恵橋は、通称「フンドシ橋」と呼ばれていました。
苗木藩藩士の鈴木三蔵が「六尺フンドシは贅沢。三尺あればこと足りる。三尺分の費用を橋の資金にしよう。」と倹約をすすめたためといわれています。
六尺褌は長さ約180~260cm程でお尻はTバックになってるふんどし。三尺褌は長さ100cm程なので越中ふんどしに近いかんじ。(知らんけどw)
明治時代に初代の吊り橋が作られ、大正3年、昭和33年、昭和58年と洪水によって流出し現在の橋で4代目。
今の橋は、昭和61年に作られたものなんですね。
源斎岩までの道のり
源斎公園の駐車場に車を停めてトイレと反対方向の道に進みます。木が生い茂っており遊歩道は、分かりにくいです。
この道だよね・・?
私のような巨岩マニアがいるようで草が踏まれて白くなっているところがかろうじて遊歩道と分かります。
東屋と案内図
しばらく歩くと屋根付きの東屋があります。ここは、眼下に木曽川を見下ろすことができる写真スポットなので立ち寄りましょう!
天気が良ければ中央アルプス(木曽山脈)や御岳山を見ることができます。
御岳山からは噴煙も見えるんですよ!
古ぼけて解読不可能な案内図は文字も薄くなり何が書いてあるか分かりません。もしかしたら当時の小学生が描いた絵なのかもしれません。
城山大橋の名前はなく玉蔵橋と書いてあるので、城山大橋が設置される前(昭和59年以前)に設置された看板なのでしょう。読みにくい箇所は(勝手に)加筆しました。
地図には南アルプスと描いてあったのですが、木曽山脈(中央アルプス)の南にあるのが恵那山なので中央アルプスに直してみました。
付知川と木曽川の合流地点
東屋から眼下には、付知側と木曽川の合流地点が見えます。写真の奥から流れ込んでいるのが付知川です。
写真中央に見えるのが品の字岩です。
奥恵那峡のハイライト「品の字岩」
一帯は、恵那峡でも奥地にあるので「奥恵那峡」と呼ばれています。
恵那峡遊覧船は、付知川と木曽川が合流するこの地点でUターンして引き返します。恵那峡クルーズでも「品の字岩」はハイライトなんですよ。遊覧船には乗ったことが無いので休業期間が終わったら楽しみたいと思っていますよ。
品の字岩をクローズアップしてみましょう。
東屋から見下ろすと品の字岩は思ったより大きくありません。駐車場の絵地図で見ると東屋付近から品の字岩を展望できる場所があるようなので次回立ち寄ったときに追記いたします。
再び獣道のような道を一人歩きます。
こんな道ですが、普通の靴で歩いても大丈夫です。私は途中で足を滑らせて1回転びましたが毎度のことながら汚れても良い靴底がツルツルのオンボロ靴を履いて行ったので仕方ありません。
さらに同じような道を進んでいきます。
初めて遊歩道っぽい整備された道になった!
しかし、倒れた竹の木に進路を塞がれました。竹の木を避けてそのまま突き進みます。
中津川は巨岩マニアを唸らせるスポットがたくさんあるのに情報が少ないんですよね。でも源斎岩をネットで見たときは「この目で見たい」と強く思ったんですよね。
源斎岩この目で確かめなくては!!
強すぎる好奇心と興味だけで突き進む私。
源斎岩が近い場所だけ遊歩道が整備されているようです。(もう少し整備して欲しいw)
新緑の向こうにうっすらと怪しげな岩が見え隠れしています。
だんだん近づいてきます。
最初に行ったときは気づかず通過したのですが、右側の岩の中ほどに何か祀られていました。
後日、撮り直した写真がコチラ。
高さは5メートル80センチもある源斎岩が見えてきました。
一人で行ったせいかゾワっと来る
「ここが討ち死にした場所」と思うと背筋がヒンヤリします。
大きさにも圧倒される
源斎岩リベンジ!動画で見るより実物はギョッとする程大きくて息をのむ巨岩でした、
— 西ちゃん (@saikou24chan) June 15, 2021
昨日見つけられなかった源斎橋を見つけて渡ってみた。今度は、遊覧船乗りたいなー。
中津川は、バスが通れないような狭い道路に穴場みたいな巨岩スポットがあって楽しい。#巨岩マニア#巨岩巡礼 #源斎岩 pic.twitter.com/wXsZhDmsKa
高さ5.8メートルの岩窟「源斎岩」
千旦林の木曽川のほとりにある「源斎岩」は、戦国時代の坂本の大将「吉村源斉」が立て籠もったとされる岩窟です。
生まれは中津川坂本茄子川で産声を上げた既に四貫(15キロ)もあったといいます。
源斎岩を囲むように展望台が設けられている
私は見落としてしまったのか、通行禁止になっていたのか行くことができなかったのですが絵地図で見ると青く囲った柵がありようです。
源斎岩を囲むように展望台が設けられているようです。
源斎岩に関する昔話
十三歳のときに木曽川に泳ぐ六尺(1メートル18センチ)もの鯉を捕まえたとか、十五歳のときに伊勢の五十鈴川から二十貫(75キロ)の大石を持ち帰ったと伝えられています。(恵那市内城稲荷=ないじょういなり)にある源斎の根つけ石)
千旦林城の大将となった源斉は家来や百姓とともに野山を開墾し村々の暮らしを豊かなものにしていき、その名は甲斐国、武田信玄にまで知れ渡り軍師に招かれたものの源斉は「いくさは好きでござらによって。」(戦は好きではない)と断ったことから、信玄亡きあと、その子、武田勝頼に目を付けられてしまったそうです。家来や百姓を巻き添えにできないと立て籠もった岩窟が源斉岩。
地図に載っていない?幅員3メートルの源斎橋
源斎公園の駐車場まで一旦戻って源斎橋を探します。Google Mapやカーナビでは表示されなかったので、橋を目指して適当に近くを走っていたらゲートが見えてきました。どうやらこのゲートが源斎橋に向かう目印のようです。
ゲートがあったから最初は入ったらダメな道路だと思った。
1970年6月に開通した源済橋は、幅員が3メートルと狭い橋のため地図では表示されないのかもしれません。ちなみに私のシエンタは全幅1,695 mmなので余裕で通れました。
車幅が広いシボレーやランボルギーニ、HUMMERでも大丈夫。(来ないと思うけど。)
ちなみに小型バスで2メートル、中型バスで2.5メートル・・でもバスが入れない場所だからこそ穴場なんですよね。
源斎橋の北側には車幅制限を行うゲートがあり渡りきった先にも車幅制限用のゲートがあります。
大きなカーブを曲がり終えると祠があります。
祠から源斎岩にも降りていく細く狭い道があるようです。祠を通り過ぎると源斎橋が見えてきました。
眼下には木曽川の上流が見えます。源斎岩と遠くに美恵橋が見えます。
付知川が合流地点が恵那峡クルーズのUターン地点です。
木曽川の上流部分です。
付知川が左から流れ込むあたりに見えるのが品の字岩です。源斎橋からだと品という字に見えません。
クローズアップしてみても品という字には見えません。遊覧船から見たら迫力満点なんでしょうね。
こちらは、木曽川の下流にあたります。天指岩や段々岩と呼ばれる奥恵那峡の峡谷美と巨岩が楽しめる場所です。
源斎橋を渡るとき木曽川下流(橋のすぐ横に)品の字岩みたいな岩が見えるんですよね。
岩の上に岩が乗っていて今にも落ちそうです。
この橋が源斎橋??
間違いなく源斎橋と書いてあります。この橋は眺めが良いので、橋を渡りきった待避場に車を停めて景色を楽しみます。サイドブレーキはしっかりおかけくださいね!!
古びた橋も写真にパチリ。
144.3 mの源済橋を渡り終えると待避場があります。そのまま向かうとローソク温泉方面に行くことができますが、景色が単調なので待避場で引き換えしたほうが良いかもしれません。
先に進むと「中津川高山方面」です。道幅は狭いですが対向車はほとんど来ません。ひたすら退屈な山道をグネグネと走ることになります。
本日は、奥恵那峡にある巨大な岩窟 源斎岩をご紹介いたします。