こんにちは!元観光バスガイドの西ちゃん(プロフィールはコチラ)です。
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新丸山ダム嵩上げ工事中
岐阜県加茂郡八百津町と可児郡御嵩町との境にある丸山ダム。新旅足橋から、(旧)旅足橋を経て丸山ダムを見ておこうと思ったのは、日本最大級の嵩上げ工事中だから。
丸山ダムは平成28年に60年目の節目の年を迎え、丸山ダムの堰堤に重なる形で新丸山ダムを工事しています。
今、見える景色は永遠ではありません。新丸山ダムが出来たら今より水量が増えるため今見えている丸山蘇水湖(ダム湖)景色はダム湖の下になるのです。
酷道(こくどう)418号線も、いつまで通れるか分かりません。今、見える景色は貴重なのです。
貴重な景色を目に焼き付ける「丸山ダム展望台」
丸山ダム展望台は、新丸山ダムが出来るまでの貴重な景色を一望できる場所です。私が訪れたときは感染防止対策中でダムカードを配布しているダム管理支所に入ることができませんでした。
唐突にあらわれる丸山ダム展望台
ダム周辺工事とダム本体工事、併せて酷道418号線からの付替道路工事も進んでいるため道路規制もところどころでしています。(令和3年11月末現在)
私が訪ねたときは自粛期間中で丸山ダムの見学はできませんでした。工事が行われている途中なので関係者以外出入り禁止の看板がある場所に立ち入ることができません。
印象としては唐突に丸山ダム展望台があらわれた気がしました。
国道418号線を通り新旅足橋→古い道を通り旅足橋(旧)→丸山ダムの横を抜けて丸山ダム展望台に到着しました。
八百津を走る国道418号線も付替工事が完了しているため、とても走りやすくなっています。地図や看板を見ながら走ると良いです。(※旧道に入ると圏外になるのでご注意ください)
駐車場は無い、やや広い場所で路上駐車
駐車場は、ありません。丸山ダム展望台の階段下が、やや広くなっています。中にはお弁当を食べている親子連れや遊びにきた家族やカップルがいましたが、テキトーに車を停めていたようです。
丸山ダム展望台に遊びに来る人も、少ないから自由に停めてOKな雰囲気。
階段を上がると東屋があります。柵から見下ろす景色が圧巻です。
丸山ダム展望台の前に、新旅足橋で高さにビビリまくってきた私と旦那ですがここも迫力満点。
丸山ダムを一望できるのと遠く山々を眺めることができて、しばらくボ~~っと何もしない時間を過ごします。お弁当を持ってきてくつろぐのも良い場所です。
ずっと眺めていられる~~
丸山ダム展望台から、橋脚が見えたので「新旅足橋(バンジージャンプの)じゃね?」と言っていたのですが、どうやら違うようでした。
建設中の新丸山ダム
丸山ダムと平行するように、新丸山ダムの工事が行われています。現在の丸山ダムの景色は貴重で新丸山ダムが完成したら水位が上がります。また建設工事中のダムを見ることができるから非常に貴重なんですね。
丸山ダムは98.2メートル。新丸山ダムは丸山ダムより24.3メートル高い122.5メートルに嵩上げされるため総貯水量は79,520,000 m3から131,350,000 m3となる予定です。
今見えている景色が数年後は、変化していると思うと、写真をいっぱい撮って後世に伝えたい気分になります(何者w)
展望台からは、新丸山ダムの建設現場と丸山ダム(丸山蘇水湖)が一望できます。全門放流(放水)は鬼気迫る景色でして・・台風通過後、大雨の後に行われます。
丸山蘇水湖(まるやまそすいこ)
かつて蘇水峡と呼ばれてきた景勝地を堰き止めて出来たダム湖を「丸山蘇水湖」 と呼ばれています。
丸山ダムの下流には景色の美しい「蘇水峡」があります。※新丸山ダム ダム本体工事・ダム周辺関連工事のため令和3年12月24日まで終日全面通行止め、通り抜けはできません。
丸山ダム湖(丸山蘇水湖)から笠置ダムまでの穏やかな流れは「深沢峡(ふかさわきょう)」と呼ばれる景勝地となっています。
2021年1月29日から2025年3月31日にかけて、新丸山ダムの建設を行っています。ダム湖が完成すると旅足橋(旧)は、水没する運命です。酷道418号線と呼ばれたルートも恵那八百津を結ぶルートには橋が架けられる予定になっています・
下流300メートルの小和沢橋からの眺めが圧巻
放流していれば下流300メートルのところに昭和27年に架けられた小和沢橋(こわざわばし)があります。橋から見ると。高さ98.2メートルの重力式コンクリートダム丸山ダムが真正面に見えます。
写真は下流の新小和沢橋あたりで撮るのがおすすめ。
小和沢橋(こわざわばし)車両は通れず歩行専門の橋なのでマニア向け。また小和沢橋のすぐ横に工事車両が通る「のぞみ橋」が架けられています。のぞみ橋は、新丸山ダムが完成したら撤去される予定になっています。(小和沢橋は存続の予定)
旧 旅足橋からのルート
私は国道41号線から国道418号線を通り、バンジージャンプの新旅足橋に行ったあと、旧旅足橋を見て丸山ダム→丸山ダム展望台のルートを通ってきたので逆方向から戻るように展望台へと向かいました。ただ、酷道418号線といわれるだけあって酷い道でした。
西ちゃん(←結婚して25年経ってるのに旧姓で呼ぶ)、よくこんな道 運転するね!
地図で見ると国道418号線から直接丸山ダム展望台に抜ける道があるようですが・・カーナビやGoogle Mapに教えてもらわないと無理かも。旧旅足橋までは狭くて途中すれ違い不可能な道です。
新丸山ダムが完成したら、水位が上がるので旧旅足橋はダム湖の下に沈む運命にあるんですね。貴重な橋といえます。
橋の保存にむけて話し合いもされているので存続することを願いたいところです。デビッド・スタインマン (David B.Steinman) が考案した「下路型単径間補剛トラス吊橋」。日本では、この橋だけ。
補剛トラス中央部の上弦材を主ケーブル兼用の特異な構造を持つ橋で世界に5つしかありません。
非常に貴重なんですね。
県道353号線(木曽川ハクウンボク街道)
県道355号線(木曽川ハクウンボク街道)を抜けていきます。車から降りて撮影したのですがなぜかこの1枚だけ写真がボヤケていました。
幅員3.3メートルなので車1台分がやっとで通れる狭いトンネルです。
これって心霊現象??
続いてのトンネルは、車内から撮影したのにキレイに写っていました。
現在、新丸山ダム嵩上げ工事中!貴重な景色を目に焼き付けておくならココ!
丸山ダム展望台をご紹介いたします。